ブラックスワローヒカリメダカとブラック黄金スワローヒカリメダカを固定化したので、ハウスネーム「謙信(けんしん)」・「信玄(しんげん)」と命名しました。


謙信上見
謙信
近年、ブラック体色の人気が高くなっているが、その中に一つにブラックスワローヒカリ「謙信」は該当するだろう。黒体色と背景色の白がもたらす水墨画のような世界観は、色気の無い純粋な黒色だからこそなりたつ日本特有の美である。スワローの形質を遺伝させたことで泳ぎの優雅さも際立っている。

 信玄上見
信玄
「謙信」と同系統で作出されたのが、ブラック黄金スワローヒカリ「信玄」だ。各ヒレに黄金色をまとい、華やかなメダカである。スワローの特徴の一つに、伸長したヒレに色が発現することが挙げられるが、「信玄」のヒレにもしっかりと黄金色が発現している。


作出の経緯
 2001年、めだかの館よりピュアブラックメダカ(ハウスネーム:黒べえ)を発売しました。めだか業を始めた当初から、私はブラックメダカに憧れ、様々な品種の固定化を進めていました。その頃に、体色は、やや黒い程度の、普通目のブラックメダカと出会いました(※ピュアブラックメダカはスモールアイにより体色が黒い。詳しくはこちら)。このメダカをヒカリメダカと交配しながら、ブラック体色を追求していきました。

 2014年、スワローメダカが出現するや、即交配を開始しました。数年かけ、憧れだったヒカリ体型のスワローメダカの固定化に成功しました。体色及びスワローの遺伝率は高く、ブラック体色も色落ちしない強健なメダカに仕上がりました。


命名の経緯
 私が初めて改良メダカの作出に成功した品種はピュアブラックメダカです。そして、ピュアブラックメダカを作出した喜びと可愛らしさに、当時「黒べえ」という愛称で呼んでいました。これが改良メダカの品種名とは別に、ハウスネーム(ニックネーム)を付けるきっかけとなります。

 愛称で呼ぶのであれば、日本らしい和風の名を付けてあげたい。そんな思いから、新しい品種を作る度に頭を巡らせていました。そして、巌流島の戦いで有名な「小次郎」と「武蔵」を連想する対のメダカを作出し、愛称として名づけたことで、歴史上の人物から名前をいただくのが格好も良く和風のイメージで親しんで頂けると思い、現在でも当店の伝統として残っています。(小次郎:ピュアブラックヒカリ、武蔵:ピュアブラック黄金ヒカリ)。この時から、すでに川中島の戦いで有名な「上杉謙信」と「武田信玄」を、対になる品種に名づけたいと考えていました。

 2016年に2人の武将を連想する対の品種を作出に成功しました。ブラックスワローヒカリには「謙信」、ブラック黄金スワローヒカリには「信玄」のハウスネームを名づけています。ヒカリ体型と同時に普通種体型は作出できていたので、元服後に名乗ったとされる「景虎(ブラックスワロー)」と「晴信(ブラック黄金スワロー)」をハウスネームとして名づけました。
 また、ダルマ体型が数匹産まれていたので、ダルマ体型、ヒカリダルマ体型を作出するために交配を進め、2017年には8品種の作出に成功しました。ダルマ体型には幼名の「虎千代(ブラックスワローダルマ)」と「勝千代(ブラック黄金スワローダルマ)を使用し、ヒカリダルマ体型には軍旗に記された「毘沙門天(ブラックスワローヒカリダルマ)」と「風林火山(ブラック黄金スワローヒカリダルマ)」のハウスネームを名づけています。

 品種名はそのメダカの形質が明確に分かるので非常に重要ですが、長く覚えきれない品種も多いため、初めは親しみのある愛称で呼んで頂ければと思っています。



8種類


景虎横
景虎(かげとら)
ブラックスワローメダカ。謙信の普通種体型。
晴信横
晴信(はるのぶ)
ブラック黄金スワローメダカ。信玄の普通種体型。


お求めの際は
謙信信玄は、現物販売コーナーもしくは村長販売コーナーにて販売しています。どちらも一点ものを販売しているコーナーのため、売り切れの場合はご容赦ください。

景虎晴信は、セット販売コーナーにて販売中です。

いずれのメダカもサイト上部の検索にて、ハウスネームを検索していただくと、商品が表示されます。

※虎千代、勝千代、毘沙門天、風林火山の4品種は現在販売しておりません。


写真館(謙信・信玄)
信玄いいやつ

謙信いいやつ




写真館(景虎・晴信)


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