川や用水路などに生息するメダカ本来の体型です。飼育や産卵などもしやすいため、初心者にオススメの体型です。




 尾ビレがひし形となり、背ビレはしりビレと同じ形をしている体型です。背骨を中心に、上下対称となっているため、このような尾ビレや背ビレをしています。また「ヒカリ」の語源となったのは、腹部に集まっている虹色素胞が背中に転移したことで、上から見ると光る事から名づけられました。現在では、光のないヒカリ体型も存在するため、尾ビレと背ビレを見て判断します。ヒカリ体型同士の交配では、99%ヒカリ体型が産まれるため、初心者でも安心して交配を楽しめます。また、骨曲りの個体が多いのも特徴の一つです。
 

※尾ビレ普通種
尾ビレ普通種とは、ヒカリ体型の尾ビレが普通種体型の尾ビレに変化したメダカです。通常、ヒカリ体型の尾ビレはひし形ですが、尾ビレ普通種は、下の写真のようにヒカリ体型でありながら尾ビレが普通種体型の三角形をしています。後述するヒカリダルマ体型に関しても、尾ビレがひし形ではない個体がいます。
 

 
  



 背骨の数が少ないことで、体長が普通種体型の半分程度しかない体型です。泳ぎ方が可愛らしく、愛嬌のある体型として人気があります。水温や水質の変化に敏感なところがあり、飼育、産卵が難しく、中級者向けの体型です。固定率は低く、ダルマ体型同士を交配しても、普通種体型、半ダルマ体型、ダルマ体型が産まれてきます。ダルマ体型を作出するには、水温を通常より高めに設定する必要があります。
 
 

 体長が普通種体型より短く、ダルマ体型より長い体型です。ダルマ体型を作出する際に産まれてくることが多い体型です。中途半端な体型ですが、ダルマ体型を作出する際には非常に重要な役割を担ってくれます。ダルマ体型同士の交配では、産卵数が少ないうえに無精卵も多くなります。しかし、半ダルマ体型を交配に参加させることで、産卵数や無精卵などの問題が解消されます。





 ヒカリ体型とダルマ体型の特徴を取り入れた体型です。ヒカリ体型の様な背ビレや尾ビレをしており、ダルマ体型の様に普通種体型の半分程度の体長しかありません。愛嬌と美麗を兼ね備えた非常に魅力ある体型で、人気も高く、愛好家の中では、体色よりも体型を重視する方が多くいらっしゃいます。それほど、ヒカリダルマ体型の魅力は、全体型の中でも評価され、型の良いヒカリダルマ体型は、体色に関係なく良質なメダカとして認定されています。
 
 

 ヒカリ体型より短く、ヒカリダルマ体型より長い体型です。半ダルマ体型同様、ヒカリダルマ体型を作出する際に重宝します。ヒレが大きく、ヒカリダルマ体型よりも動きが早く活発なため、見ごたえがあります。
 
 


 新体型とは、普通種体型のメダカの尾ビレだけが、ヒカリ体型のひし形の尾ビレに変化したメダカです。図1の普通種体型のメダカに、図2のヒカリ体型の尾ビレだけを転移させると、図3の新体型になるのが分かります。新体型の固定率は低く、新体型同士の交配でも産まれにくいのが特徴です。
 
 


 ダルマ体型の尾ビレがヒカリ体型の様なひし形になっている体型です。ダルマ体型と比べても、尾ビレが大きいだけで迫力に差があります。新体型と同じく、新体型ダルマも固定率は高くありません。



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