清流きりゅう(せいりゅうきりゅう)

 

品種名:青透明鱗体外光メダカ


補 足:体外光(横光)、共通補足(体内黒)

 

〜特徴〜
幹之透明鱗系統から産まれた、体内に黒色素胞があるメダカです。

 

初期の段階では、白水槽で体内の黒さを楽しむ品種でしたが、累代するにつれて側面に体外光が現れるようになり、黒と横光のコントラストが魅力的な品種へと進化しました。

 

白水槽では横光の魅力は損なわれ、黒水槽では体内黒が見えなくなるため、水草などを植えて緑の背景にすると両方の特徴を楽しむことが出来ます。

 

横光は累代するごとに幅が拡がっており、ヒカリ体型になると、胴体を一周するように光る個体も産まれています。

 

黒色素胞を大きくするために、黒水槽での飼育がオススメです。

 

 

清流きりゅうは、平成30年度日本メダカ協会新種認定品種として登録されました。

 

認定種第三十三号 清流きりゅう

(作出者:高草木二三男)

新種を作出した場合、日本メダカ協会に申請をすることで、新種登録をすることができます。



清流きりゅうの魅力をめだかの館スタッフのお二人に聞きました。

 

Q.清流きりゅうというメダカの魅力について教えてください。他のメダカとはどこが違うんですか?

◇ヒデ◇
清流きりゅうは、体内の黒さに加え、体の側面に体外光が入る新しい表現を持つとてもかっこいいメダカです。

 

側面の体外光の遺伝率は高く、安定して清流きりゅうが産まれてきます。

 

白背景の水槽や水草などをレイアウトした水槽に入れると、清流きりゅうの魅力が存分に楽しめます。

 

 

◇タカ◇
「清流きりゅう」の特徴として、大きく2つあります。

 

まずは体内の黒さです。
普通のブラックメダカは体表に黒い色素がありますが、「清流きりゅう」は体内に黒い色素があります。
また黒い色素の場所の違いだけではなく黒色の印象がブラックメダカとは違い、体内の黒い色素が強くなるほど、上から見たときに藍色のような色合いになります。

 

現在では、頭部に黒い色素が入ることがなく、頭部の淡い青色と体の濃い藍色とのコントラストが楽しめます。

 

もう一つの特徴が、体の側面にある横光です。
一般的な体外光は背中にありますが、「清流きりゅう」は体の側面に体外光があります。

 

また腹膜の虹色素胞が強いのも特徴で、横から見たとき、黒と銀色のコラボレーションが他のメダカの中で類を見ない印象を受けます。

 

「清流きりゅう」は体内の黒さが特徴的なので、鑑賞、選別をする際には白い背景の水槽がオススメです。

 













 

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