メダカの品種紹介「流星」とは?品種の特徴や選別方法について
改良メダカ「流星(りゅうせい)」の紹介ページです。2013年に作出されてから現在に至るまで人気の衰えない品種です。その理由は、だれもが想像できそうでできなかった、幹之めだかの新しいスタイルにあります。本ページでは、品種の特徴、作出経緯、選別方法などを紹介します。 図2
図3
 
   流星とは


図1

 「流星(りゅうせい)」とは、背ビレのない青体色の幹之メダカです。

 神奈川県の中里氏によって作出された品種で、背ビレ無しメダカと幹之メダカとの交配で作出されました。交配に使用した背ビレ無しメダカの体色が黄色だったため、作出に困難を極めたそうです。

 背ビレが無いことで、体外光(幹之の背中にある光)が途切れることのない一筋の光となり、体外光の魅力をさらに高める結果となりました。中里氏はそれらを想定した上で交配を始めたそうで、一筋の光を流れ星の見立て、ニックネーム「流星」と名づけられたそうです。
 
図4 図5
▲背ビレ無しメダカ(黄体色) ▲幹之メダカ(体外光が背ビレで途切れていることが確認できます)
 
 
  「流星」のスタンダード
図2
 背ビレが無いからといって、全ての体外光が途切れないわけではありません。「流星」の中にも背ビレに関係なく、体外光が途切れる個体が産まれます

 品種としては同じく「流星」なのですが、グレードの低い個体となります。体外光が口先まであり幅が広く、そして途切れることの無い一筋の光になっている個体が「流星」の上物個体です。

 
   選別・採卵方法

 基本的に体外光が強く背ビレのない個体だけを厳選すれば累代することができます。

 しかし、「流星」のオスは背ビレがないことで、メスをうまく抱きかかえることができないため、繁殖能力が低いです。

 そのため、「流星」同士から産まれた背ビレのあるオスを残しておき、産卵をしない際に使用するのがオススメです。


 

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